
「今月は臨時収入があったから借入金を完済したい!」と思ったときにおすすめするのが「一括返済」です。
一括返済できないカードローンは無く、プロミスでも一括返済は可能です。
しかし、プロミスの一括返済について
- どんなメリットがあるの?
- 一括返済する方法って何?
- 注意する点ってあるの?
など悩んでいる人は多いです。
私は、プロミスの借入残高10万円以上あるときに何度か一括返済をしましたが、デメリットを感じることはありませんでした。
そこで、プロミスで一括返済するメリットや返済方法などを徹底解説します。
コツコツ返済してもプロミスの借入残高を完済できますが、お金に余裕があるときに一括返済を検討しても良いと思います。
一括返済で利息が減るか返済シミュレーションしてみる
プロミスで一括返済するメリットは「利息が減る」ことです。
しかし、
- いくら利息が減るのか?
- 少ししか利息が減らなければ一括返済するのが面倒
と思ってしまう人が大半です。
そこで、プロミスで一括返済した場合の返済シミュレーションをしてみました。
返済シミュレーションした条件は
- 金利は実質年率17.8%
- 借入残高10万円
- 返済期間「10日」「20日」の一括返済と「完済まで一括返済しない」の3つで比較
です。
完済までの返済期間 | 利息総額 |
---|---|
10日 | 488円 |
20日 | 975円 |
32か月(一括返済なし) | 25,864円 |
上の表を見ると、一括返済しない時の利息と短期間で一括返済した時の利息を比較するとかなり差があり、借入残高10万円を一括返済しない場合の利息が25,000円を超えます。
利息の計算式は
借入残高×金利×返済日数(期間)÷365日=利息
で、日割り計算で利息が変動するため、前回返済日から1日でも早く一括返済すれば利息を減らすことが可能です。
プロミスの30日間無利息サービス期間内に完済すれば金利0円!
プロミスには30日間無利息サービスがあり、
- プロミスを初めて契約する人
- WEB明細の利用
- メールアドレスの登録
の条件3つを満たせば、初回借入日翌日から30日間は金利0円になります。
ですので、プロミスの30日間無利息サービス期間内に借入金の全額を一括返済すれば、利息を発生させずに完済するのも可能です。
これからプロミスで借入しようと考えている人は、30日無利息サービスと一括返済を検討するのも良いと思います。
プロミスで一括返済する注意点
プロミスで一括返済する時に注意しておく必要がある点があり、完済したつもりが借入残高がある状態のままかもしれません。
一括返済の注意点は
- 日によって返済金額が変動する
- 1,000円未満の端数の返済
の2つで、1つずつ詳しく解説します。
一括返済する日によって返済金額が変動する
プロミスに一括返済する時の返済金額は「借入残高(借入金)」と「利息」の合計金額なので、借入残高か利息が増えれば返済金額は変動します。
前項目の解説でも紹介したように、利息は返済日数で変動するので、返済日数が長くなれば利息は増額し負担が増えます。
新たな借入をしない限り借入残高は増えないので、プロミスへ一括返済する返済日によって返済金額が変わるので注意が必要です。
※返済金額を確認する方法は後述しています。
返済方法によって1,000円未満の端数が返済できない
初めて借入した金額が10万円ちょうどだったとしても、返済をしていくと借入残高や利息の計算で返済金額に1,000円未満の端数が出るのが当たり前です。
しかし、プロミスの一括返済で端数まで完済したいと思っても、返済方法の1つであるATMは硬貨の取り扱いが無いのが一般的で、端数ちょうどの一括返済はできません。
「それじゃ、ATMで一括返済できないの?」と思うかもしれませんが、プロミスの一括返済する返済金額よりも多くATMで入金すれば可能です。
あと、1,000円未満の端数を残して一括返済するこも可能で、端数の借入残高は「無利息残高」なので利息は増えませんが、完済とは違うと覚えておきましょう。
ATMで多めに入金したら後で返金手続きが必要になる
ATMで一括返済する金額より多く入金しても、余ったお金は後から返金されるので安心ですが、返金手続きは自ら行います。
余ったお金をプロミスから返金するには、
- 銀行振込
- 店頭窓口(お客様サービスプラザ)
で受け取る2つの方法があり、手数料が必要だったり来店する必要があるので面倒です。
プロミスで今後も借入する場合があるなら、返金手続きを行わずに次回の借入残高から相殺する方法も認められています。
多めに入金したり後からの返金手続きがイヤなら、端数の返済が可能な「インターネット返済(瞬フリ)」「マルチメディア端末(Famiポート)」などを利用しましょう。
プロミスで一括返済するための返済額の確認方法
プロミスの一括返済するために「借入残高」と「利息」を確認するには
- プロミス会員サービス
- プロミスコール
の2つの方法があります。
プロミス会員サービスは、PCのプロミス公式サイトやスマホのアプリローンからログインすれば確認できます。

プロミス会員サービスでは現在の利息が発生するか分かり、返済金額を確認した当日に一括返済するのに便利です。
上の画像では借入残高「19万円」と、返済額7,000円から元金充当4,514円を引いた「2,486円」を合わせた19万2486円が一括返済する金額になります。
しかし、数日後に一括返済する場合は利息金額が変わるので、会員サービスではなく「プロミスコール」に問い合わせると良いです。
プロミスコールであれば、数日後に支払う利息を含んだ返済総額を教えてくれます。
一括返済するのが当日なら会員ページ、数日後の指定日ならプロミスコールと確認する方法を使い分けると便利です。
プロミスで一括返済できる方法
プロミスの返済方法は7種類あり、その中で一括返済できる方法は
- インターネット返済
- マルチメディア端末(Famiポート(ファミポート))
- プロミスATM
- 提携ATM
- 店頭窓口(お客様サービスプラザ)
- 指定口座への銀行振込
の6種類と多く、口座振替だけが一括返済できません。
上記の6種類の返済方法それぞれでメリットとデメリットがありますので、簡単に下の表にまとめました。
返済方法 | 返済単位 | 手数料 | 返済可能な時間 |
---|---|---|---|
インターネット返済 | 1円単位 | 無料 | 24時間 |
マルチメディア端末(Famiポート) | 1円単位 | 無料 | 24時間 |
プロミスATM | 1,000円単位 | 無料 | 7:00~24:00(ATMによって営業時間・休日が異なる) |
提携ATM | 1,000円単位 | 有料 | 24時間(店舗で異なる) |
店頭窓口(お客様サービスプラザ) | 1円単位 | 無料 | 平日10:00~18:00 |
銀行振込 | 1円単位 | 有料 | 営業時間内 |
口座振替 | 利用不可 | ー | ー |
では、1つずつ一括返済の方法を解説します。
インターネット返済
インターネット返済はその名の通り、銀行のインターネットバンキングからプロミスへ返済する方法です。
プロミスのインターネット返済は
- 24時間いつでも返済可能
- 手数料無料
- 1,000円未満の端数も返済可能
- 来店不要
とメリットが非常に多いので、一括返済におすすめです。
以前は、三井住友銀行など5つの金融機関からしかインターネット返済できませんでしたが、今では約1,100の金融機関で返済可能なので利便性が非常に高いです。
インターネット返済で一括返済する流れは下記の通りです。
- STEP1プロミス会員サービスにログイン
PCやスマホのプロミス公式サイトで、「カード番号+暗証番号」「Web-ID+パスワード」のいずれかで会員サービスページにログインします。会員サービス内にある「インターネット返済のお手続き」をクリックします。
- STEP2全額返済を選択する
金額指定返済でも一括返済できますが、全額返済を選択すれば借入残高と利息を合わせた返済額がすでに設定されているので簡単に一括返済できます。
一括返済する返済金額が正しければ、下部にある「銀行を選択する」をクリックします。私はメインバンクとして利用している三井住友銀行を選択しました。
- STEP3金融機関のインターネットバンキングから返済手続き
「振込元と振込先の口座」「一括返済する返済金額」を確認して下部のボタンをクリックします。
インターネットバンキングからプロミスの振込先口座へ一括返済を行いました。上部にある「加盟店に通知」をクリックするとプロミス公式サイトへ移行します。
- FINAL STEPプロミス会員サービスで確認
インターネット返済による一括返済が完了して、借入残高が0円になったのが確認できます。
24時間返済可能なインターネット返済ですが、
- 毎週23:00~月曜日7:00
- 毎月第3日曜日0:00~6:00
および前日土曜日の23:00~24:00 - 各金融機関メンテナンス日
では返済できない時間帯なので、一括返済する時は時間をずらして行いましょう。
プロミスのインターネット返済については「【絶対に利用しよう】プロミスのインターネット返済のやり方!返済時のメリットや注意点など徹底解説!!」で詳しく紹介しています。
コンビニのマルチメディア端末(Famiポート)
コンビニ内にあるATMと違って、公共料金の支払いやチケットの発行などできるマルチメディア端末でもプロミスの返済が可能です。
しかし、コンビニのマルチメディア端末で返済できるのは「Famiポート(ファミポート)」だけです。
Famiポートで一括返済するのは
- 24時間返済可能
- 手数料無料
- 1,000円未満の端数の返済可能
などインターネット返済並みにメリットが多く、意外にも一括返済するならおすすめできる返済方法です。
唯一のデメリットはファミリマートに来店しなければ一括返済できないですが、仕事場や自宅の近くにファミマがあれば利用しやすいはずです。
Famiポートで一括返済する流れは下記の通りです。
- プロミスカードを持参して、Famiポートのあるコンビニに来店する
- 「金融サービス/国際送金など」を選択
- 「借入金のご返済」を選択
- 「プロミス」を選択
- マルチメディア端末「Famiポート」にプロミスカードを挿入
- 暗証番号を入力
- 返済金額を入力
- 入力した取引内容を確認して「OK」を選択
- Famiポートから「申込券」が発券される
- 申込券を持ってレジに行く
申込券は30分以内にレジで手続きしないと無効となってしまうので、発券されたらすぐにレジで返済手続きを行いましょう。
返済完了すると、レジでお客様控えが受け取れます。
プロミスATM
プロミスATMは一括返済の手数料無料のメリットがありますが、
- 1,000円未満の端数の返済ができない
- 営業時間が7:00~24:00※と短い
- 店舗数が少ない
などの利便性が悪いデメリットがあります。
※ATMによって営業時間・休日が異なる。
近くにプロミスATMがあり手数料を取られたくない人は、一括返済として利用しても良いでしょう。
あと、プロミスATMはカードなしでも返済可能なので、カードを持ち歩いていない人でも急に返済することもできます。
提携ATM(コンビニ・金融機関)
プロミスが提携しているコンビニATMや金融機関ATMは多く、コンビニATMだけでも全国に5万台以上あります。
利便性の高い提携ATMですが、プロミスの一括返済する時には手数料が必要です。
「手数料が取られても今すぐに一括返済したい」と思う人は、提携ATMを利用しても良いです。
提携ATMの中で唯一「三井住友銀行ATM」は手数料無料なので、手数料を取られたくない人はATMを探してみましょう。
提携ATMについては「プロミスが利用できる提携ATMを徹底解説!借入と返済で注意すべきポイントとは?」で詳しく解説しています。
店頭窓口(お客様サービスプラザ)
プロミスの店頭窓口「お客様サービスプラザ」は、1円単位から返済可能で手数料も無料のメリットがあります。
しかし、店舗数が全国11か所しか無くて、営業時間が平日10時~18時なので利便性は悪く、一括返済をお願いするために探すのは面倒かもしれません。
自宅や仕事場の近くに「お客様サービスプラザ」がある人だけにおすすめできる返済方法です。
指定口座への銀行振込
プロミス契約者それぞれに指定されている銀行口座があり、ATMや窓口を利用して一括返済できる銀行振込です。
銀行振込は1円単位で返済できるので完済が簡単にできますが、振込手数料が非常に高くなってしまう場合があります。
あと、銀行の営業時間内に一括返済しなければ返済期日に反映されず、反映される日までに利息が増えてしまい完済できないケースがあります。
もし、手元の金融機関の口座から振込するなら、インターネット返済を利用した方が断然良いです。
どうしても銀行振込で一括返済するなら、会員サービスページかプロミスコールで振込先口座を確認できます。
口座振替(口フリ)は一括返済できない
プロミスに限らず口座振替は一括返済はできません。
毎月決まった返済期日に決まった最低返済金額を、登録した口座から自動引き落としされるだけで、返済金額を変更することもできません。
一括返済できない口座振替でも非常に便利な返済方法で、返済日を忘れないメリットがあり、約定返済には口座振替が最もおすすめです。
プロミスの口座振替について「プロミスの口座振替の登録方法!メリットばかりじゃない!?口座の残高不足を防ぐ対処法を解説!」で紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
おすすめの一括返済方法は「カードなし」か「コンビニ」を利用しよう
プロミスで一括返済するおすすめの返済方法は
- 1円単位
- 手数料無料
- 24時間利用可能
である「インターネット返済」かコンビニの「マルチメディア端末(Famiポート)」です。
インターネット返済はカードなしで一括返済できるので、手軽に返済できるので最もおすすめです。
コンビニで一括返済するなら、同じコンビニでもATMは手数料が有料なので、必ずファミリーマートにあるFamiポートを利用してください。
他の返済方法はデメリットがあり一括返済にはあまり向いていません。
通常の返済でカードなし返済に興味がある方は「プロミスはカードなしで借り入れと返済が可能~「スマホATM取引」をコンビニで利用する方法」で解説しています。
プロミスの一括返済で「完済」するのと「解約」は全く違う
プロミスを一括返済した後に「解約できた」と思ってしまう人もいます。
しかし、一括返済で借入残高0円になった状態は「完済」と言い、完済と解約は全く性質が異なります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
完済 |
|
|
解約 |
|
|
プロミスを完済しても契約はそのまま更新され続けるので、契約解除した人は解約手続きをお願いする必要があります。
あと、プロミスの一括返済で利息がかからない1,000円未満の「無利息残高」を残した場合は、解約手続きは受付できません。
1,000円未満の端数を返済できる方法か端数を超える入金をして、借入残高0円にしてからプロミスを解約しましょう。
プロミスの解約手続きについては「【解約すべき?】プロミスの失敗しない退会方法と注意点を徹底解説!完済と解約は同じではない!」で詳しく解説しています。
プロミスの一括返済は積極的に活用すべき!
一括返済しようか迷っている人は多少お金に余裕がある人なので、迷わず一括返済してください。
早く返済期間が終わると支払うはずだった利息は少なくなるので、一括返済にデメリットはありません。
プロミスの一括返済する時には
- 返済金額を確認する
- 端数を残さない返済方法を選択する
の2つを注意すれば、後で面倒な手続きも必要ありません。
プロミスのカードローンを解約しなくても、一括返済で完済すれば他社の金融機関からの評価は高くなり、審査に有利になるケースもあります。
住宅ローンなどの目的ローンの申し込みやプロミスの借入残高で悩んでいる人は、一括返済を積極的に活用しましょう。